PCIe SSDには2つの使い方がある。低速なストレージのキャッシュにする方法と、ストレージ階層化における高速ドライブに利用する方法だ。ただし、それぞれ一長一短があることに注意が必要だ。
フラッシュストレージはHDDに比べて大幅にパフォーマンス(IOPSおよびスループット)が向上し、レイテンシが抑えられている。とはいえフラッシュは比較的高価で、価格は大容量HDDの10倍を下らない。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 7月20日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
そこで妥協案として、アクティブな入出力(I/O)を高速化するために、フラッシュをキャッシュに利用したりティアリング(ストレージ階層化)機能を備えたストレージに組み込んだりする場合がある。
しかし、ストレージに格納したアクティブなデータへのアクセスを高速化するという目的は同じでも、キャッシングとティアリングではアプローチの方向が全く異なる。キャッシングは本質的に、アプリケーションとバックエンドストレージの間にアクティブなデータのコピーを配置する方式だ。これとは対照的に、ストレージティアリングはデータの使用頻度によって異なる種類の媒体(高速なもの、比較的高価なもの、低速なもの)に振り分けて配置する仕組みだ。
DRAMまたはシステムメモリをキャッシュとして使用するのは、メインフレーム時代から受け継がれているコンピュータアーキテクチャの1つだ。外部アレイにキャッシュを配置してI/Oを高速化する手法も25年前から使われていた。
現在は、アクティブなデータを保持するキャッシュの設置場所として、
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 7月6日号:第4世代フラッシュストレージの衝撃
Computer Weekly日本語版 6月22日号:ネットワーク市場を激変させるNFV
Computer Weekly日本語版 6月8日号:ブロックチェーンのススメ
2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...
CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。