2016年09月14日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Computer Weekly製品ガイド異なるデータセット間のパターンを引き出すグラフデータベース

データセット間の関係性を表現することを可能にするグラフデータベースは、データ分析の洞察に革新をもたらす。

[Noel Yuhanna,Computer Weekly]
Computer Weekly

 顧客分析や不正検知、リスク評価に着手したり、複雑なソーシャルネットワーキングアプリケーションを開発したりするには、関係性を持つデータを必要とする。現代の企業はビジネスに関する複雑な疑問に答えを出そうとして費やす時間が増えている。複数のデータソースは単純に結び付けられることもある。だが、性質が異なる相当量のデータを結び付けるためには、革新的なアプローチが必要だ。

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 言うまでもなく、重要なのは自分の会社を単独の存在ではなく、エコシステムの一部として描き直すことだ。このエコシステムでは顧客が必要に応じてサプライヤーを組み合わせ、データやサービスを共有して協力するビジネスを利用する。企業は複数の接点を通じて顧客とのやりとりに対応する必要が生じ、データをよりインテリジェントかつ統合的に分析する必要に迫られる。

 グラフデータベースは組織が考え方を変え、かつては不可能だったインテリジェンスベースの事業を展開する機会を提供する。そうしたデータベースは最適化されたパワフルな技術で構成され、何十億もの関連性を持つデータを結び付けて顧客のためのバリューソースを形成し、顧客サービスの展開スピードを加速させる。

 グラフデータベースは関係性を持つ大量のデータのナビゲーションや処理に優れ、従来の技術ではほぼ不可能だった情報や知識を提示する。グラフデータベースへの投資を主導する企業の技術者は、革新的な製品とサービスの提供によって、データを駆使して顧客に関する情報を創出し、市場の需要の変化や競争上の脅威に即座に対応し、ライバルよりも速いペースで自分たちの組織を成長させる。

 グラフデータベースには、顧客レコメンドエンジン、ビッグデータ分析、不正検出、マスターデータ管理、ソーシャルネットワーキング、モノのインターネット(IoT)分析、リアルタイムデータ分析などさまざまな用途がある。組織が情報と行動のギャップを埋めるために人とプロセスと技術を組み合わせる中で、グラフデータベース市場は今後数年で大きな成功が見込まれる。世界のグラフデータベース普及率は15%だが、あと3年で倍に増える見通しだ。

グラフデータベース市場

 グラフデータベースのサプライヤーは10社以上存在するが、大手は以下の各社が挙げられる。

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