Facebookは技術コミュニティーに100Gbpsのデータセンターポッドに関する仕様書を提供した。この仕様書では、仮想化とシステム管理、そして、ストレージとネットワークの機能に言及している。
Facebookが手掛けるオープンソースの100Gbpsデータセンターポッドが完成した(ポッドは、サーバラックとスイッチなどから成るデータセンターの拡張モジュール)。このハイパースケールデータセンターを対象にしたテクノロジーでは、Facebookの第2世代のモジュラースイッチプラットフォーム「Backpack」を採用している。
Facebookはデータセンターポッドの完成を2016年11月第2週に発表している。同社は、データセンターポッドの全コンポーネントの仕様をOpen Compute Project(OCP)に提出している。OCPは、データセンターのハードウェアを共有および開発する目的でFacebookが2011年に創立した業界団体だ。OCPのメンバーには、大手通信事業者、クラウドプロバイダー、金融機関などが名を連ねている。
Facebookは40Gbpsから100Gbpsへネットワークインフラの移行を進めている。この新しいデータセンターポッドはデータセンターシステムとして中核的な役割を担う。多くの企業にとって、100Gbpsのネットワークインフラを用意するのは過大な投資だろう。だが、Facebookの場合は、重要な意味を持つ。
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