ユーザートレーニングは、Windows 10への移行における重要なステップだ。IT担当者が講師を務めて実施したり、豊富に提供されている動画を使って行ったりできる。
IT部門がOSのアップグレードを行う際に見過ごしがちな1つのタスクが、エンドユーザートレーニングだ。それは「Windows 10」への移行においても例外ではない。
仕事が立て込んでトレーニングが二の次にされてしまうのは、驚くことではない。IT部門は、Windows 10とユーザーが仕事で使うアプリケーションとの互換性の検証や、同OSの安定性および信頼性の確認テスト、規制要件に対応した形で同OSの展開や構成ができることの検証を行わなければならない。
そうした中で、IT部門はエンドユーザーがWindowsの使い方を既に知っていると見なしてしまうかもしれない。あるいは、経営上層部がトレーニングをおろそかにして、IT予算を切り詰めようとするかもしれない。理由が何であれ、Windows 10のユーザートレーニングを軽視するのは大きな間違いだ。
適切なトレーニングを行わないと、ユーザーは単純な問題のためにヘルプデスクを呼び出すだろう。頻繁に呼び出していれば、ユーザーの生産性は低下してしまい、ヘルプデスクのリソースは圧迫されてしまう。そうなれば、他のユーザーが問題解決の支援をなかなか受けられなくなる恐れもある。
エンドユーザーはWindows 10に関してITスタッフと同レベルのトレーニングを受ける必要はない。だが、エンドユーザーに基本を教育することは重要だ。実際、エンドユーザートレーニングは現在、過去25年の中で最も重要になっているといえるだろう。ここ数年、多くのユーザーがPCからMacに移行したり、PCを捨ててモバイルデバイスに乗り換えたりしている。その結果、Windowsの仕組みをよく知らないユーザーが増えている。
最良の選択肢の1つは、Windows 10に関するオンサイトのエンドユーザートレーニングを行うことだ。
「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...
Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...
Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...