「運用の自動化」はなぜ成功しない――真の自動化を実現する勘所とは世界にシステムがあっても一定の品質を担保

ITシステムの運用管理を自動化したものの、思うように効果が現れていないケースは少なくない。どのように自動化をすれば、運用管理の手間を減らすことができるのだろうか。

2017年01月16日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業システムのクラウド化、ハイブリッド化が進み、多くのIT担当者は効率的な運用管理を実現するための手法を探していることだろう。特に積極的にグローバル化を図ろうとする企業は、世界中に広がるITインフラやアプリケーションを、どのように運用していくべきか悩んでいるのではないだろうか。

 最近は、その解決策として「自動化」というキーワードをよく目にするようになった。運用管理システムで各種システムの情報を自動的に収集・分析し、最適な対処を取ることができる。人的なミスや時間の制限をなくし、トラブル解決までの時間を大幅に短縮できる──このように自動化は旧来のシステムでは考えられなかった夢のような仕組みだ。

 しかしながら、自動化の仕組みを導入してみたところ、思うように効率化ができなかったり、運用の手間がかえって増えてしまったりするケースがある。現実には、業務やビジネス全体を考慮して、総合的に効果を得られるように自動化を実践する必要があるためだ。本稿では、運用管理の手間を減らすための自動化を実現する方法を詳しく解説する。


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