キヤノンマーケティングが実践した、営業現場に定着するSalesforce活用のポイント一筋縄ではいかないSaaS/PaaS利用

「SFAを導入したが営業に定着しない」「PaaSを導入したらアプリケーションが乱立した」など、クラウド導入は一筋縄ではいかない。企業はどのように課題を乗り越えたのか。

2017年01月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 クラウド型SFA(営業支援)/CRM(顧客管理)サービスの「Salesforce」は、顧客情報やナレッジの共有、営業の進捗管理などに活用でき、顧客との関係強化や効率的な営業活動を支援するサービスとして人気が高い。

 ところがトップダウンでSalesforceを導入したものの、「営業が情報を入力してくれない」「社員が使いこなせない」といった悩みを抱える企業も少なくない。

 キヤノンマーケティングジャパンは、8年前からSalesforceを導入し、活用している企業だ。ユーザー数は8年間で1700から5800まで拡大し、適用領域もマーケティングなど多岐にわたる。現場の営業からは商談管理がしやすくなっただけでなく、ワークスタイル変革につながったことが評価され、今や営業活動になくてはならないツールとなった。導入当初から現在までSalesforceを使い続け、成果を上げることができたポイントはどこにあるのか。次のページで詳しく紹介する。

 またSalesforceは、短期間かつ低コストにアプリケーションを開発する国内 No.1(注) PaaS (Platform as a Service)の「Force.com」も提供している。記事の後半では、12年前から「Force.com」を活用してビジネス基盤を構築したSOMPOシステムズが登場。主にForce.comの効果的な活用法を3つのタイプに分類して解説し、大規模環境における有効活用のコツを紹介する。こちらも必見だ。

注:Gartner, Inc. Market Share: All Software Markets Worldwide 2015, 3.31.16

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