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2017年02月23日 10時00分 UPDATE
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IoTは難しくない! 約3週間で実現した業務改革ネスレ日本が挑んだ「物流現場の問題をIoTで解決」

IoTは何から手を付けて良いか分からない……そんな悩みのヒントとなる事例が続々登場している。ネスレ日本の改革もその1つ。その現場とプロジェクトの経緯をレポートする。

[ITmedia]

 IoTのポテンシャルが声高に語られる一方で、日本企業への浸透はまだ入り口にたどり着いたかどうかという段階。2016年7月に総務省が公表した「平成28年版 情報通信白書」によると、プロセスへの導入率、プロダクトへの導入率のどちらも米国にダブルスコアの差がついている(プロセスで米国48.1%・日本20.7%、プロダクトで米国43.3%・日本17.1%)。ドイツや中国にも後れを取っており、2020年の予測では米国との差はさらに大きく開くとされている(プロセスで米国83.7%・日本43.7%、プロダクトで米国90.6%・日本41.6%。ちなみに中国はどちらも約85%に急伸する見込み)。

 このような数字を目にすると日本の将来が心配になるが、米国と日本でIoT推進のための技術やプラットフォームにそれほど違いがあるわけではない。企業のマインドさえ変われば簡単に変わる数字だ。現在は「利活用場面が不明」「効果が疑問」という意識がIoT導入を阻んでいる。しかし逆にいえば、最小限のコストで具体的な成果を生み得る利活用のアイデアさえあれば、IoT導入は難しくない。その1つの実証ケースとしてヒントとなるのが、次ページで紹介するネスレ日本・島田工場が開発、運用を開始した「トラック呼び出しシステム」だ。ビーコンと低コストの受信機、そしてクラウドプラットフォームを活用したIoTシステムのアジャイル開発により、工場出荷トラックの待機時間が3割削減できたという。この取り組みでは「平成28年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」において「グリーン物流パートナーシップ会議特別賞」を受賞している。着想から運用開始まで約1カ月という超短工期で出来上がったこのシステムはどのように作られたのか、詳しく見ていこう。

トラック呼び出しシステムが導入されたネスレ日本・島田工場の出荷場
提供:株式会社ジェナ

提供:株式会社ジェナ
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部