グローバルの設備も一元管理、次世代のモノづくりを後押しする設備管理・保全術「スマートファクトリー」実現の第一歩

モノづくりで設備がダウンしてしまったら大きな損害だ。それを回避するために設備資産の管理・保全をする必要があるが、効率的に進めるにはどうすればいいのだろうか。

2017年03月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 かつて日本の高度成長期を支えた「ニッポンのモノづくり産業」が、今大きな曲がり角に差し掛かっている。少子超高齢社会に突入した日本は、今後、モノの作り手も買い手も減っていく一方だ。そんな中、製造企業が成長を続けていくためには、海外の労働力を活用したり、海外市場に自ら打って出たりするしかない。自ずと、これまで日本人同士では通用していた「あうんの呼吸」の仕事の進め方や、「先輩の背中を見て仕事を覚える」ようなスキル伝承のスタイルは、もはや通用しなくなってくる。

 IoT(モノのインターネット)時代の到来も、モノづくりの在り方に大きなインパクトを及ぼそうとしている。ドイツや米国をはじめ、海外各国はIoT技術をフル活用した「スマートファクトリー」への取り組みが既に本格的に始まっている。日本でも負けじとIoTを活用した新たなモノづくりへの取り組みが立ち上がりつつある。

 こうした新たな潮流に乗り遅れまいと、各企業とも次世代のモノづくりに積極的に取り組み始めているが、そんな中あらためてクローズアップされているのが設備保全の重要性だ。生産設備をはじめとした各設備資産の管理・保全は、モノづくり企業の生命線ともいえる活動だ。にもかかわらず多くの日本企業では、これまで「ベテラン保全員の経験と勘」や「どんぶり勘定のコスト管理」に頼っていたのが実情だ。こうした状況にメスを入れ、次世代のモノづくりを実現するにはどうすればいいのだろうか。


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