データ通信量が最大100分の1に、設置工事不要で最新技術も使える監視カメラとはAI技術で顔認識や危険行動検知、車番認証

監視カメラは防犯に大いに役立つが、屋外に設置する場合、多大なコストが掛かってしまう。どのようにすればこの問題を解決できるのだろうか。

2017年03月31日 10時00分 公開
[ITmedia]

 都心部を中心に、監視カメラの活用が高度化している。犯罪捜査などに役立っている面もあるが、動線分析などの高度なマーケティング手法や、異常発見/災害対策といった用途でも重要な役割を担う。さまざまな用途での活用が期待される監視カメラだが、野外設置のコストは高い。アナログカメラの時代は、映像ケーブルを介した接続が必須であり、設置工事や受信/録画設備の準備などが必要で、限られた場面での利用に限られていた。

 監視カメラのデジタル化やクラウドサービスとの組み合わせなど、最新のITによってその状況が変わりつつある。無線技術を活用することで、課題だった初期投資の高さを解消できる可能性が出てきている。また高機能化した監視カメラを使うことで、監視カメラ自身が画像処理/画像解析を実行するという新たな機能を獲得しつつある。こうした監視カメラと急速に発展しつつある機械学習や人工知能(AI)技術を組み合わせることで、従来やりたくてもできなかった高度な映像監視を現実的なコストで実現できるようになりつつある。本稿では無線通信技術、クラウドサービス、AIといった最新のITトレンドが映像監視分野にどのようなインパクトを与えるのかを紹介する。


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