セキュリティと利便性を両立する、「デジタルワークスペース」とは働き方改革の現状と課題【前編】

ITを活用した働き方改革は、なかなか浸透していないのが実情だ。社員のPC持ち出しや社外からのアクセスをセキュアに実現するにはどうすればいいのか。

2017年04月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 少子高齢社会の日本において、労働人口の減少をはじめ、子育てや家族の介護による労働者の離職は深刻な問題だ。このような社員の離職を防ぎ、また優秀な人材を確保するためにも、企業はワークライフバランスを実現し、多様な働き方を推し進める「働き方改革」へ取り組まざるを得ない状況にきている。

 働き方改革の実現には、労務環境の改善や企業文化の改革、IT導入など、さまざまな取り組みがあるだろう。これらの取り組みの中で近年、特に進化しているのがテクノロジーの分野だ。いつでもどこでも、好きなデバイスで安全に働くための技術は、既にそろっている。

 だが、多くの企業がいまだにPCの持ち出しを禁止していたり、モバイルデバイスを導入していてもメールやスケジュール閲覧のみにとどまり、業務アプリケーションの活用まで至っていなかったりと、ITを活用した働き方改革は進んでいるとは言えないのが実情だ。なぜこのような状況にあるのだろうか。


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