2017年05月22日 09時00分 UPDATE
特集/連載

0.5歩先の未来を作る医療IT診療予約システムに見る、医療とITの良い関係 ポイントは「患者の来院管理」

「集患」と「待ち時間」という、クリニック経営の代表的な課題を、ITはどのように解決するのでしょうか。

[大西大輔,MICTコンサルティング]

このコラムについて

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医療機関のIT化は他の業界に比べて5〜10年は遅れているといわれます。また、医療現場でIT製品を導入する際、スタッフから不安の声が上がるなど、多かれ少なかれ障害が発生します。なぜ、医療現場にITが浸透しないのか。その理由を探るとともに、解決策を考えていきます。


 前回の「医療ITが普及する5つの条件とは? 遠隔診療を例に考える」では、遠隔診療を例に医療におけるIT化の普及条件について考えてみました。その際、IT化の普及条件として、次の5点を挙げました。

  1. ITを活用することで明らかな効果が見込める
  2. ITを活用しなければ実現が難しい
  3. 規制緩和など政府の後押しがある
  4. 誰でも気軽に導入できる操作性と価格が担保されている
  5. 患者にとって有益である

 これらの条件をクリアできるIT化は、これまで「遠隔診療」以外で出てこなかったのでしょうか。かつてのレセプトコンピュータ(以下、レセコン)は、この条件をクリアしていたため、普及が進みました。一方で、レセコンの次のシステムとして近年のIT化の中心的存在である電子カルテは、どちらかと言えばマイナスイメージを持たれています。例えば「電子カルテを導入すると医師の負担が増える」「電子カルテを導入しても収益につながらない」といったことです。

IT化は本来、業務を効率化し、収益につながるもの

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