“チャイナリスク“を回避して中国ビジネス参入を軌道に乗せるには?タニタの事例に学ぶ

中国進出を計画する日本企業が少なくない中、常識の異なる市場を開拓するには相応の準備が必要だ。IT戦略も含め、ビジネスを円滑に進めるにはどうすればよいのか。

2017年05月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 日本が半世紀近くかけてたどってきた成長の道のりを、わずか数年という劇的なスピードで駆け抜ける中国経済。これまで、新たな市場を求めてたくさんの日本企業が中国に進出していったが、物価や人件費が急騰するなど変化のスピードについていけず、さらには法規制が突然変更されるといった、いわゆる “チャイナリスク”に直面して撤退する企業も少なくない。

 中国ビジネスの展開に当たっては、ITインフラが障壁となることも依然として多い。クラウド化の波はもちろん中国にも訪れてはいるが、そのサービス提供の実態で日本とは常識が異なる点が多いのは否めない。そのような環境下で、インターネットを活用したサービスを戦略的に展開するのは、なかなか骨の折れる仕事といえる。

 それでも、消費者ニーズの変化を迅速にキャッチアップしながら着実にビジネスを拡大している企業は存在する。例えば、体重計や体組成計、血圧計などの計測器で知られるタニタがそうだ。


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