“攻め”のデータ保護、リソースの無駄を見つけて仮想環境の真価を引き出すにはキーワードは「アベイラビリティ」

仮想化によるサーバ集約率が高い環境で、バックアップ処理の負荷が性能を損ねてしまうのはもったいない。トラブルを未然に防ぐ「攻めのデータ保護」はできないだろうか。

2017年06月06日 10時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化技術を利用すると、物理サーバの台数を大幅に減らすことによるコスト削減効果や、ハードウェアリソースの有効活用、サーバ環境を迅速に立ち上げられるスピード感など、さまざまなメリットを享受できる。しかし、仮想化技術によって、企業のIT環境はこれまでにないほど複雑になった。ハイパーバイザーという管理対象が新たに増えた上、依然として多く残る物理サーバと、仮想サーバが混在する環境を管理するために、運用負荷が増えてしまうケースも珍しくない。

 仮想環境のデータ保護も、IT担当者を悩ませる運用管理業務の1つだ。単一の物理サーバに多くの仮想サーバを動かしている環境においては、サーバのバックアップがシステム全体に及ぼす影響も自ずと大きくなる。バックアップ処理がサーバに大きな負荷を掛けてしまい、仮想サーバの処理性能が低下する問題も起こる。バックアップ処理によるスループット低下を避けるためだけに高価なストレージ機器を導入するケースもあるだろう。こうなると、仮想化本来のメリットであるはずのコスト削減やリソース有効活用などの効果が半減してしまう。

 仮想化本来のメリットを最大限引き出すには、どのような戦略でインフラ構築に当たればよいだろうか。キーワードは「アベイラビリティ」だ。


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