脱SAS&SATAへ、フラッシュ業界期待の通信規格「NVMe」の魅力と普及の壁製品選定前に読んでおきたい基礎技術 NVMe編(2/2 ページ)

2017年07月24日 05時00分 公開
[國分 学伊藤忠テクノソリューションズ]
前のページへ 1|2       

3.ストレージのこれから

 今後NVMeの採用が進むことが見込まれるが、ストレージ側の対応は各ベンダーで進められているものの、HBAの方はなかなかめどが立たない。そんな中、筆者が注目しているもう1つのテクノロジーがある。

 サーバ/ストレージ間の通信をNVMeで実現するためには、HBAの開発が必須であるが、それと合わせてNVMeでデータをやりとりするためのネットワークが必要になる。サーバ内蔵ドライブのように、サーバ/ストレージ間を1対1で接続するのであればよいが、現在のSANやNASのように複数台のサーバからストレージへの接続が必要な場合、そのネットワークを確立する必要がある。仮にこのようなネットワークが確立できたとしても、新しいストレージ用ネットワークを再構築する必要があり、採用の抑止力になってしまう可能性が残る。

前のページへ 1|2       

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。