中堅・中小企業にも手が出せる帳票入力BPOサービス、その可能性を探る人材不足時代突入……中堅・中小企業の強い味方

定型なのに自動化しにくい帳票入力などの業務。効率化に踏み出したいがコストの課題で諦めざるを得ない企業も多い。中堅・中小企業でも利用できる新しい一手とは。

2017年09月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

 国内における人手不足が憂慮されるようになって久しいが、特にその影響を受けているのが中堅・中小企業だ。多くがあの手この手で人材確保に奔走しているものの、十分な人手を確保できず、現状の業務を維持するのがやっとの状況にあえいでいる。今後、労働人口の減少が進み、働き手の確保がますます難しくなることを考えると、より少ない人手で多くの成果を上げる施策を早急に打つ必要がある。そのためには、まず従業員の負担となっている業務課題に目を向けることが重要であろう。

 業務の中で課題となっているものの1つに、発注伝票や売上伝票の確認、入力といった「定型業務」がある。その効率化の有力な手段としてBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスが挙げられる。大企業では帳票のボリュームが多いため、コストメリットが出やすく、採用されているケースが多い。一方、中堅・中小企業の場合は、帳票の絶対数が少ないため、BPOサービスは割高になりやすく、採用が難しい。このため、いまだに多くの定型業務を社内の人手に頼って回さざるを得ず、残業時間などがかさむといったような課題から抜け出せずにいる。

 加えて紙の帳票は、確認や入力に掛かる手間もさることながら、起票したり承認したりする手間もばかにならない。多くの従業員が日々膨大な量の紙書類の処理に追われ、本来の業務に十分な時間を割けずにいる。そうした手間から従業員を解放し、より価値の高い仕事に専念できるようにすることで、多くの中堅・中小企業が成長の芽をつかめるはずだ。

 では具体的な解決策には、どのようなものがあるのだろうか。昨今ではRPA(Robotic Process Automation)を活用して定型業務を自動化するといった事例も増えてきているが、RPAの設定や管理には多少の技術や知識が必要といわれており、中堅・中小企業にはハードルが高い部分もある。もっと手軽に利用を始められるサービスはないのだろうか。


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