ハイパーコンバージドにおけるバックアップ運用、これが答えだ「Commvault」でNutanix「AHV」を丸ごとバックアップ

企業ITが仮想環境を前提とする中、課題となるのがバックアップ。とりわけ、注目を集める「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」では、どうすればいいのだろうか。

2017年10月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 現在の企業システムインフラにおいては、柔軟でリソースの有効活用が可能なサーバ仮想化技術を活用しないことはほぼ皆無である。仮想環境は効率が良く、拡張性にも優れている。よほどの理由がなければ、従来のような物理サーバだけでシステム構築をしたがる組織はないだろう。

 仮想環境を構築する際、基盤として「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(以下、HCI)」を選択するケースが増えている。仮想環境をスピーディーに導入し、運用の負荷も大幅に軽減することができる手段としてHCIに寄せられる期待は大きい。また、HCIはサーバやストレージ、ハイパーバイザーなどが検証済みであるため、安心して導入できる。最近では“HCIファースト”を掲げ、仮想化基盤の筆頭候補としてHCIを推す企業も少なくない。

 良いことずくめのHCIだが、課題もある。その1つがバックアップだ。HCI製品の中には、バックアップに類似する機能を有するものもあるが、運用継続や事業継続を満たす形でデータ保護を実現できるわけではない。餅は餅屋──バックアップは専用ツールに任せるべきだ。

 HCIで仮想環境を構築・運用するに当たり、どうすれば最適なバックアップが実現するのか。本稿では、HCIの中でも高い市場シェアを誇るニュータニックス・ジャパンの独自ハイパーバイザー「Nutanix Acropolis Hypervisor(Nutanix AHV)」環境をCommvault Systemsのバックアップ製品「Commvault」でバックアップした結果を検証し、それを基に、どのような視点でバックアップ製品を選べばよいのかを紹介しよう。


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