知っていますか? オールフラッシュを企業で使う場合の必須機能AFAが当たり前の時代、どこに注目して選ぶべきか

HPEは新興企業の買収を含め、ストレージへの積極的な開発投資を進めている。競合がひしめく市場で、ハードの強みを生かしてきた同社が、今後注力する分野はどこか。

2017年09月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2016年は「オールフラッシュ元年」と呼ばれる年となった。フラッシュディスクの容量単価が一定まで下がってきたことで、従来のHDD型やハイブリッド型のストレージアレイ製品との価格差が縮まり、「超高速処理に特化した特殊な製品」というイメージを覆して、一気に身近な存在になった。

 2017年はオールフラッシュアレイ(AFA)の普及期といえるだろう。フラッシュディスクとデータ圧縮技術を組み合わせた場合は、既にHDDの容量単価を下回っているという見方もある。

 こうした流れを受けて、現在世界中のストレージベンダーがこぞってAFA製品の開発、提供に乗り出しており、また実際にそれらを導入して高い成果を上げている企業も少なくない。しかし一方で、鳴り物入りで導入したAFAが想定していたほどの効果を上げられずに、その費用対効果に疑問の声を投げかける向きもある。この差はどうして生まれるのか。

 ひとことでAFAといっても、データの扱い方やデータ保護の方式、部材の性能差などによって、特性や処理性能は大きく異なる。このため、要件とAFAの組み合わせによっては期待した性能を出せない場合もあるのだ。AFAを選択する際には、詳細な特性を注意深くチェックしたいところだ。

 カタログに記載されたスペックはどの製品も同じように見えるが、AFAを業務で安定して利用するためには押さえておくべきポイントが幾つかある。これを誤って選定してしまうと「想定したパフォーマンスが出ない」「データ保護がうまくできない」など問題につながる。本稿では、AFA選定において知っておくべき機能や手法について、ストレージの専門家を取材した。


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