オールフラッシュ時代の「業務を止めない」バックアップ&リストアとはリアルタイムの業務を「守る」仕組み

業務のスピードアップを目的としたフラッシュストレージ導入が盛んだが、システムリカバリーの視点が欠落しがちだ。事業リスクを最小化する戦略的選択を考える。

2017年09月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 将来を予測した戦略シナリオ策定やさまざまな事業リスクに対する準備など、企業が業務システムに求める要件のレベルは、ますます高まっている。ハードウェアの高性能化に伴い、「より速く」「リアルタイムに」ビジネスデータを活用したいというニーズも年々増加している。特にオールフラッシュストレージ製品が企業システムに徐々に導入されはじめ、ストレージのI/O処理が一気に性能アップしたことで、過去、処理能力の制約によって諦めてきた機動的なビジネスアプリケーション実現の機運が高まっている。

 こうしたニーズに呼応するように、各ベンダーから続々と高速処理やリアルタイム処理をうたったアプリケーションやインフラ製品が登場している。しかし、中には、こうした動きに後れを取っている分野もある。オールフルラッシュのアーキテクチャを前提としたバックアップである。

 アプリケーションのスピードやリアルタイム性が重視される中、アプリケーションデータのバックアップとリストアにもスピード感が求められるようになってきているのだが、いまだに旧態依然としたバックアップ運用を前提とするケースは少なくない。

 ただし最近になり、オールフラッシュストレージと共に使うことを前提に置き、市場ニーズに即した高度かつシンプルなバックアップ方式を実現した製品もようやく登場してきた。こうした製品を使えば、アプリケーションやデータベースの性能に影響を及ぼすことなく、1時間に1回、あるいはもっと短い間隔で大規模システムのデータバックアップが可能になるという。


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