IBM i上の基幹システムをクラウドへ移行する5つのポイントIBM iを基盤運用の専門家に任せるという選択

長年にわたり「IBM i(AS/400)」で運用し続けてきた基幹システムは、まさに自社の業務ノウハウの結集だ。経営に欠かせないこの重要資産を今後も生かしていく道とは。

2017年10月06日 10時00分 公開
[ITmedia]

 高い堅牢(けんろう)性と安定性を誇る「IBM i(AS/400)」は、現在においても多くの企業の基幹システムを支えているプラットフォームの1つである。それ故に、多額の投資を行い、カスタマイズとバージョンアップを重ねてきており、経営に欠かせない重要資産として、今後も維持し続ける必要がある。

 だが、この重要資産の維持に、大きな課題が顕在化してきている。IBM iをこれからも基幹システムとして活用したいが、その構築や運用保守を担ってきた人材が上級管理職や経営層となり、あるいはリタイアしていく時期を迎えているのだ。次の世代にバトンタッチしたいが、IT部門で確保できる人員にも限りがある。企業の競争力を一層上げるために、これからの人材には、IBM iのノウハウを身に着けさせるよりも、より戦略的な「SoE(System of Engagement)」領域に専念させたいという人材活用のジレンマを抱えている。

 ストレートコンバージョンと呼ばれる手法により、基盤をIBM iからIAサーバなどのオープン系に移行するという手もあるにはある。しかし巨額のコストを投じなければならないにもかかわらず、基幹業務そのものはあくまでも単純移行であり、新たな付加価値を生み出すわけではない。そこで有力な選択肢として浮上しているのがクラウド活用だ。パイオニアでも採用されたIBM iに適したクラウドサービスとは。次のページで紹介する。


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