企業はAPI管理ツールを多くの市販ツールの中から選んでいるが、OSSにも多くの選択肢がある。本稿では、主なOSSのAPI管理ツールを幾つか紹介する。
API(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、アプリケーション同士の相互作用を陰で支える立役者として機能する。特に多数の小規模サービスでアプリケーションを構成する「マイクロサービスアーキテクチャ」のような分散アーキテクチャへ移行する企業が増えるにつれて、APIはサービス同士の対話を可能にする重要な存在になってきた。
有償サポートの提供があるAPIを採用し、市販のAPI管理ツールを使用する企業が少なくない。一方でオープンソースソフトウェア(OSS)として一般公開されているツールを利用する企業もある。現在入手可能で主要なOSSのAPI管理ツールを見てみることにしよう。
Mashapeが開発した「Kong」は、使用する全てのAPIの管理層として機能する。KongはOSSのWebサーバ「nginx」(エンジンエックス)をベースとしており、オンプレミスかクラウドかを問わず、APIタスクの分散に威力を発揮する。
プラグインベースのKongは拡張が容易で、多くの人気サービスのプラグインを用意する。例えばAmazon Web Servicesのイベント駆動型コード実行サービス「AWS Lambda」の関数の管理と呼び出しが可能で、「Datadog」などのシステム監視ツールや「Loggly」のようなログ管理ツールへ監視データを送信できる。
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