オールフラッシュ時代が本格到来 コスパと品質を備えたラインアップとはニーズが多様化するミッドレンジのストレージ選定

フラッシュとHDDを併用する「ハイブリッド型」が注目されたのは過去の話。今やフラッシュ性能を最大に生かすオールフラッシュ時代へと突入した。製品選択の勘所を解説する。

2018年01月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業ITにおいて、以前は“憧れ”にも感じられていたフラッシュストレージは、今や現実的な解となっている。あらゆる企業が、“フラッシュファースト”でストレージを検討し、最適な製品を選ぶ時代になった。

 少し前までは、フラッシュの性能を生かしつつHDDのコスト効率性を享受するハイブリッド型のディスクアレイが注目を集めていたが、最近の現場では「オールフラッシュアレイ」から検討することが当たり前になっている。

 しかし、単にHDDをフラッシュメモリに切り替えたからといって、ストレージシステムが最高の状態になるというわけではない。ストレージ技術を有効に活用して、フラッシュの性能を最大化できる効果的なシステムを選択しなければ、高い費用対効果を得ることは難しい。

 本稿ではフラッシュを最大限に活用できる、インテル® Xeon® プロセッサー搭載のDell EMCによる最新のストレージを2製品紹介する。エンタープライズレベルの高機能を提供する「SC All Flash」と、シンプルで扱いやすい「Unity All Flash」だ。各製品の最新版の特徴について、以降で詳しく説明しよう。

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