2018年03月13日 08時00分 公開
特集/連載

IT担当者が安眠できるクラウドファーストのバックアップ戦略で得たストレスレス環境

バックアップシステムに不安を抱えていた英国の貿易業者が、クラウドファーストのバックアップ製品を導入。ビジネス継続性やロックインの懸念が解消したが、彼らはそれだけでなくある努力を続けている。

[Caroline Donnelly,Computer Weekly]
Computer Weekly

 データは大半の企業にとって生命線だといえる。農作物の貿易を営むGleadell Agricultureも例外ではない。

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 1880年設立の同社は、穀物、油料種子、豆類を英国内市場や海外市場で取引する独立系貿易業者だ。報道によれば、同社は英国の農業経営者から毎年250万トンの農産物を購入しているという。

 同社ビジネスの大半は立会取引所で行われる。立会取引所での取引は、大量の取引データに支えられて成り立っている。取引が行われている間、140人強の従業員から成る同社のチームは分刻みでデータを分析し、その結果に基づいて行動する。

 Gleadell AgricultureのITインフラとサポート部門のマネジャーを務めるトリスタン・ハーグリーブス氏は本誌のインタビューに答え、次のように語った。「データは分刻みで変化する。こうした変化が、データをビジネスの貴重なリソースの1つにしている」

 Gleadell Agricultureの日常業務を維持するには、データの流れを中断しないことが不可欠だ。

 「建物でも人材でも、データ以外は全て代わりがきく。だが、ビジネス継続性という点では、重要なビジネス情報を失うことは許されない」(ハーグリーブス氏)

中断と混乱

 同社は以前、インターネット接続が原因でサービスの中断が発生し、ビジネス継続性と災害復旧の手続きの見直しを迫られたことがある。

 この見直しは驚くべき発見につながった。既存のデータバックアップシステムとプロセスでは、ビジネスに大打撃を与えるデータ損失事故を招き、その回復作業に悪戦苦闘する危険性が高いというのだ。

 ハーグリーブス氏は次のように語る。「当時のシステムは24時間サイクルでバックアップを行っていた。つまり、1日に1回しか行われていなかったのだ。そのため、最大24時間分のデータが失われる恐れがあった」

 「この問題を協議した結果、運用面でも顧客面でも、1日分の取引データを失えば、回復は不可能だという結論に達した。それは、事業を継続できる態勢ではなかった」(ハーグリーブス氏)

 そもそも同社はなぜこのような状況に陥ったのだろう。約1年半同社に勤務してきたハーグリーブス氏は、IT部門が事業の成長に追従できない典型的な例だという。

 「私が加わる前のIT部門の状況についてはあまり知らない。ただ、よくある話だが、ビジネスの複雑化に伴い、ITシステムが短期間で急速に成長していったのだろう。そのため、状況を改善する方法を探す余裕がなかったのではないだろうか」(ハーグリーブス氏)

サポートパートナー

 Gleadell Agricultureは災害復旧戦略の欠陥を補うため、同社のITパートナーThink S3に支援を求めた。

続きはComputer Weekly日本語版 3月7日号にて

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