キャッシュレス化に「ノー」を突き付けた欧州中央銀行の言い分Computer Weekly日本語版

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2018年04月07日 15時00分 公開
[Computer Weekly]

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 デジタル決済の取り扱いが急増している。だが、ユーロ紙幣はこれからも長期にわたって存続するだろう。それは有効な代替手段がないためだ。これが欧州中央銀行(ECB)の見解だ。

 小売業などの事業や個人が少額決済を非接触型技術で素早く行えるようになり、現金の必要性は減っている。例えばVisaが最近英国で行った調査では、ミレニアル世代の59%は個人間決済をスマートフォンで行っていることが分かった。

 非接触型カードやスマートフォンを使用した低額商品の決済が急増している。メルシュ氏によれば、2017年にキプロス、ブルガリア、ベルギー、ポルトガル、デンマークが現金の削減についての話し合いをECBに持ち掛けたという。

 だが、決して現金が消滅することはないと同氏は話す。そしてデジタル決済を推進する団体に痛烈に反論した。

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