昭和大学病院がeICUを導入、ICUの患者情報を遠隔地で一括管理News

昭和大学病院と昭和大学江東豊洲病院が、フィリップスと研究開発した「遠隔集中治療患者管理プログラム(eICU)」を運用開始した。患者情報を遠隔地の支援センターに集約し、集中治療をサポートする。

2018年06月04日 13時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

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画像 昭和大学Intensive Care支援センター室内の様子《クリックで拡大》

 昭和大学は2018年4月3日、昭和大学病院と昭和大学江東豊洲病院で「遠隔集中治療患者管理プログラム(eICU)」を運用開始した。eICUとは、集中治療室(ICU)患者の状態や検査結果などの情報を遠隔にある支援センターに集約し、集中治療をサポートするシステム。本システムの構築は、昭和大学とフィリップス・ジャパン共同の研究開発による。

 昭和大学病院内に新設した「昭和大学Intensive Care支援センター」室には、医師、看護師、医療事務補助者を各1人ずつ配置し、昭和大学病院と昭和大学江東豊洲病院の2施設を合計して約50床分の患者をモニタリングする。モニタリングにはフィリップス・ジャパンのICU向けソフトウェア「eCareManager」を利用し、ICU患者のバイタルサイン、投薬、検査結果などを記録して、患者の健康状態を一括管理する。今回のeCareManager導入事例はアジア初となるが、このソフトウェアは欧米を中心に500以上の医療機関が導入しているという。

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