2018年06月15日 08時00分 公開
特集/連載

魅力は省電力Microsoftが復活させたMAID(Massive Array of Idle Disks)とは?

Microsoftは、Azureデータセンターの一部にMAID「Pelican」を展開しているという。過去に一時期話題になったMAIDとは何か。なぜ今MAIDなのか。

[Antony Adshead,Computer Weekly]

 一昔前、当時のストレージジャーナリストが夢中になった新しいテクノロジーがある。それが、「MAID」(Massive Array of Idle Disks)だ。これは、基本的にはHDDベースの機器で、多くのドライブを搭載する。搭載されているドライブは未使用時にはモーターが停止するため、使用頻度が低いデータに適していた。

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 主な魅力はテープよりも短いアクセス時間にある。HDDの電力費と冷却費の一部または大半を節約できるのも魅力だった。MAIDの先駆けとなったのは英国企業のCopan Systemsだ。だが、大手ストレージメーカーやあまり名が知られていないメーカーも少しの間この分野に参入していた。

 10年もしないうちにCopanはSGIに吸収された。そして、MAIDは行き詰まりを見せた。この間さまざまな意見があった。HDDの電源のオン/オフを繰り返すのは適切ではないという指摘から、まだテープほど安価ではないという単純に経済的な点まで多岐にわたった。

 だが、MicrosoftはMAIDに似た独自のアレイを自社の「Azure」データセンターに展開しているという。2018年4月シドニーで行ったプレゼンテーションでこう話したのは、同社のCTO(最高技術責任者)マーク・ルシノビッチ氏だ。

 このアレイは「Pelican」と呼ばれる。

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