先進性と堅牢性が求められる金融業界で見直されるメインフレームの価値FinTech時代、金融セキュリティの現実とは

FinTech時代、API連携やモバイル決済の普及など、金融業界のIT活用が大きな変化を迎えている。安定運用、安全性の確保という従来の課題と併せてどう対処すればいいのか。

2018年06月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 近年の金融業界では、デジタル変革のニーズが高まり、「FinTech」(金融とITの融合)への対処が強く求められるようになっている。従来の堅牢(けんろう)で安定性のあるシステムに加えて、モバイル決済やブロックチェーン、API連携といった新しい技術、仕組みを取り込み、ビジネスを拡大することが急務なのだ。

 一方で金融業界は、他業種に先駆けて業務のシステム化に取り組んできた。システムの効率化、安定運用の実現、セキュリティ対策といった数々の課題を解決するために活用されてきたのが「メインフレーム」だ。ITの変化に伴って企業の間でより安価なサーバを求める動きが広がる一方で、高い信頼性や安全性を求めて、メインフレームを使い続けている企業も少なくない。

 システムの先進性と信頼性を同時に実現しなければならない状況で、多くのセキュリティ担当者は頭を抱えていることだろう。

 そこで本稿では、金融業界のセキュリティに深く通じており、リアルなインシデント対応を学べる「サイバークエスト」の仕掛け人である鎌田敬介氏に、サイバー攻撃の最新トレンド、金融業界におけるセキュリティ対策について聞いた。


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