グローバル進出企業が直面するERPの課題 最短かつ低コストで移行するには国内向けの製品では機能不足

事業の海外展開を図る企業にとってERPの問題は深刻だ。国内ビジネス向けの既存のERPを改修して適合させようとしても、かえって費用や時間がかかってしまう場合があるからだ。

2018年08月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 今や大規模企業だけでなく、中堅・中小企業もグローバルビジネスに取り組むことが珍しくない時代である。積極的な海外展開を図り、他社に負けない競争力を付けたいと考えている企業は少なくないはずだ。仮に今、グローバル展開を検討していないとしても、近い将来に競合企業が世界に飛び出し、大きな力を付けるかもしれない。顧客のニーズが多様化し、市場が急速に変化する現代において、変革を強いられる可能性は十分にある。

 ITは、そうした企業のビジネスを支える大きな力となる。しかし思うようにITを活用できず、明確な効果が得られない、効率が悪化しているというケースも少なくない。特に海外展開を始めたばかりの企業に多いようだ。

 その理由は、ビジネス・経営の中核となる基幹系システムにある。たいていの企業は、以前からERPや会計ソフトウェアなどを活用し、ITの力で経営を支えてきたことだろう。ところが、これまでは有効に働いていたツール類が、海外展開を図ると効果を発揮できなくなってしまうのだ。

 なぜ既存のERPではダメなのか。どのようなERPがグローバルビジネスに適しているのか。ERPにまつわる誤解を解きながら解説する。


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