企業情シス担当がコンテナ技術を導入する際に考慮すべきポイントは現実味を帯びてきたクラウドネイティブ化

Webアプリケーション開発で注目を集めたコンテナ技術が急速にエンタープライズITを変革し始めている。KubernetesやDockerを補う企業情シスのための実装を取材した。

2018年08月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

 エンタープライズITの世界でコンテナ技術が本格的に注目を集めだしている。そもそもは、ハイパーバイザー型の仮想化技術が持つオーバーヘッドを解消する技術として注目を集めてきたいきさつがあるが、今ではレガシーなエンタープライズアプリケーションをクラウドの文脈に乗せ、現代的なアプリケーションを構築する上でのキーテクノロジーとしても期待されている。

 こうした状況を受け、エンタープライズITベンダーはさまざまな方法でコンテナオーケストレーションの実装を提案している。中核となる技術こそオープンソースで標準化が進められているが、提供される周辺技術によっては、今後のIT戦略の方向性、あるいはIT部門の組織やワークロードも大きく変わってくるだろう。ランタイムの互換性程度では吸収できないビジネス展開スピードの「差」が生じる可能性もある。

 本稿では、企業がコンテナ技術を活用する際に必要な技術要件と、「Red Hat OpenShift Container Platform」のHPEプラットフォームへの実装を、実証実験から実稼働に至るまでサポートする「コンテナShiftパック」の有用性を取材した。

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