2018年09月07日 08時00分 公開
特集/連載

Computer Weekly製品ガイドパブリッククラウドの移植性を確保する方法

パブリッククラウド間でワークロードを移植する方法は複数ある。ただし、現状ではそれ以上に多くの壁を乗り越える必要がある。

[Lauren E. Nelson and Charles Betz,Computer Weekly]

 クラウドサービスは、それぞれ異なる方法で構築されている。昔ながらの「標準のない所はイノベーションと囲い込みが支配する」という状況だ。囲い込みは必ずしも悪ではない。コストが安定していて付加価値が鮮明かつ継続的であれば、ユーザーは移行を望まず、従って囲い込みは問題にならない。

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 だが、もし価値が低下して、もっとコスト効率の高い代替が浮上したり、サプライヤー関係の力学が変化したりした場合、別の事業者に切り替えられることは重要性だ。現在、基本的なワークロードについては確かに事業者の切り替えが可能であり、大手から離れる顧客の獲得を目指す二番手の事業者にとっては必須の可能性でもある。囲い込みの真の要点は、データベースや抽象化、自動化、待ち行列、モニター、テンプレートなど、ワークロードの有意性を高めるサービスにある。

選択肢の減少

 価値やイノベーションを選んだ場合、究極的には選択肢の減少に結び付く。そうしたサービスや一貫性のなさが原因で、現在の移植可能性は発展途上にある。この移植性の課題には、クラウドサービスのバーストやブローカーといった、より積極的な動きも含まれる。

 移植性は2つのカテゴリーに分類できる。第一に挙げられる1回限りの移動では、クラウドベースのアプリケーションをある事業者や環境から別の事業者へと切り替える。ワークロードを元に戻す意図はない。移植性の第二の形態では、頻繁な移動が求められる。この場合、クラウド料金のリアルタイムの変動、あるいは自社の現在のインフラ利用に応じて、2つの事業者の間、または同じ事業者の導入環境の間で、クラウドベースのアプリケーションを手早く移動する必要がある。

一般的な1回限りの移動

 ある事業者から別の事業者への移植性は、クラウドの導入後間もない組織に共通する需要であり、現在のツールやテンプレートの変換によって十分に達成できる。難しいのは、単一のクラウド事業者にしかないサービスを活用している複雑なアプリケーションのマッピングだ。さまざまなサービスやテンプレートでがんじがらめになったパブリッククラウドのヘビーユーザーは、真に囲い込まれた状況にある。それでも多くは、料金が一貫していてその製品の価値が高いことに満足している。そうした状況が変わったとき、あるいはもし変われば、従来の事業者から別の事業者への切り替え需要は高まる。

 1回限りの移動にまつわる現状には多くの問題がある。

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