“脱Excel”が進まない本当の理由、営業部員が「SFAは不便」と感じる場面とは?

営業部門の業務効率化を実現する上で欠かせない“脱Excel”。しかし、SFAに移行したあとも、不便さを感じて“併用”を続けてしまうケースは少なくないという。実際に営業社員がSFA導入後に不満を抱く理由は、どこにあるのだろうか。

2018年09月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 営業日報の作成や共有など、Microsoft Excel(以下 Excel)によって行われている作業を減らすというのは、営業部門における業務効率化の有効な手段の1つだろう。実際に、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)といったITツールによって「脱Excel」を図り、これまでより業務効率化を実現した企業は枚挙にいとまがない。

 しかし、脱Excelを実践したとしても、「SFAでは、日報作成や集計などの個人作業に手間と時間がかかる」「またExcelを使うようになってしまった」など、システムとExcelの“併用”という矛盾が発生している事例は幾つもある。

 Excelは、個人で行う集計、分析や、小回りの利く印刷フォーマットとして利用するには便利なツールだ。日報など帳票作成、利用のプラットフォームとしても非常に使い勝手が良いのだが、従来のSFAには、十分な帳票機能が備わっていないものが多いため、このような併用という矛盾を生んでいるのだ。

 ではどうすれば、本来目指した業務効率化が図れるのだろうか。システムとExcelのメリット、その両方を総取りする方法を次項で紹介しよう。


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