2018年10月05日 08時00分 公開
特集/連載

Computer Weekly製品ガイドデータの価値にフォーカスするシリコンバレーの新興企業

米カリフォルニア州の新興企業が、データから価値を引き出す手段の向上を目指している。

[Brian McKenna,Computer Weekly]

 データ分析を専門とするシリコンバレーの新興企業が、「新しい石油」とも呼ばれるデータに投資して価値を引き出そうとする最高情報責任者(CIO)の支援をうたった技術を打ち出している。

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 英Computer Weeklyはこのほど、米サンフランシスコとシリコンバレーのビジネスアプリケーション企業やデータ分析企業を訪れた。

Alation:合理的思考を支えるデータ

 Alationの創設者でCEOのサトイェン・サンガニ氏によると、同社の技術の理論的根拠は消費用に提示されたデータについて合理的に考える方法を見つけることにある。

 「求められるのは、データが保存される場所と、疑問が投げ掛けられる場所の間にある何かだ。データと疑問の両方に無限性がある」と同氏は言う。

 なぜ、データベース事業者にそれができないのか。「それぞれのデータベースサプライヤーは、自身のスタックを最適化することしかできない。従って、中立国である『スイス』の役割を果たすデータカタログが必要とされる」

 「さらには、『Tableau』などに代表されるセルフサービスのトレンドの中で、ユーザーが(単なるITではなく)ターゲット市場でなければならない。そしてデータはそれがある場所にとどまる。このことはわれわれにとって極めて重要だ」

 Alationは自らを「データのための信頼されるカタログ」と位置付け、機械学習によるデータのタグ付けを提案する。同社は組織用の単一の参照元を、その全てのデータストアに基づいて形成する。eBayやGoDaddyなどの顧客は、この技術を使ってカタログを構築した。eBayはTeradataのデータウェアハウスからデータを引き出し、GoDaddyはTableauを使っている。

 AlationはeBayの元最高データ責任者ゾヘール・カル氏の言葉を引き合いに、同社のソフトウェアで対処したデータガバナンス問題について説明した。「もし不特定の人物が何らかのデータを引き出してそれを『Excel』に入力し、手を加え、『PowerPoint』に記載してあちこちに持ち出せば、データガバナンスの最大の罪になる」

 Alationのデザイン担当副社長、アーロン・カーブ氏は、同社のデータカタログ製品の背景にある中核的なアイデアは「コラボレーティブフィルタリング」だと説明する。

 この「データキュレーション」の原則は、別の顧客である再保険会社Munich Reの事例が参考になる。Alationによると、Munich Reの最高データ責任者ウルフガング・ホーナー氏は次のように語った。「Munich Reのデータ戦略は、新しく、より良いリスク関連サービスを顧客に提供することを目指している。その戦略の中核となるのが、統合型セルフサービスデータ分析プラットフォームだ。Alationのソーシャルカタログはそのプラットフォームの一部で、既にグループ内の600以上のユーザーがデータを簡単に発見し、知識を互いに共有する助けになっている」

MapD:データ分析のためのGPU

 データの可視化を手掛けるMapDはある意味で、2010年の「アラブの春」を発祥とする。創業者でCEOのトッド・モスタック氏は、中東を覆った革命の間、ハーバード大学で「Twitter」利用について研究しながら、ビッグデータセットを双方向的に探る同社の技術のプロトタイプを開発した。

 その後同氏はマサチューセッツ工科大学のリサーチフェローに就任し、GPUデータベースの研究に専念する。GPUは並列処理アーキテクチャを使ってCPUより高速に画像を処理できる。GPUプロセッサはコンピュータゲームなど、リソース消費の大きいタスクに使われる。

 MapDはこの技術を汎用(はんよう)分析、特に運用分析や地理空間およびデータサイエンスの分野に応用した。

 出資者の中には米中央情報局(CIA)のベンチャーファンドIn-Q-Telや、GPUメーカーのNVIDIA、米通信大手Verizonが含まれる。

続きはComputer Weekly製品導入ガイドにて

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