ビジネス側からの相反する要求に良いとこ取りで応えるITインフラの現実解データを制するものは企業戦略を制す

データを制するものは企業戦略を制す。IoTを中心にデータを生み出す「エッジ」やデータを安価に保管/利用する「クラウド」において、AI技術を活用する際に必要なアーキテクチャとは。

2019年01月31日 17時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 データを制するものは企業戦略を制す――担当者の経験や勘だけに頼って意思決定をしてきたのは昔の話。事業を支えるあらゆるプロセスにおいて、データを収集して分析したり、AI(人工知能)技術による学習機能を使ったりして新たな知見を見いだす――。これを実現できるかどうかが、企業の価値創造や効率化の実現、ひいては激しい競争の中での生き残りを左右する生命線となっている。

 企業がデータを効果的に活用するには、

  • IoT(モノのインターネット)を中心にデータを生み出す「エッジ」
  • そこから送られてくるデータを蓄積、分析する「コア」(データレイク)
  • そこで処理し終えたデータを安価に保管、利用する「クラウド」

という3つのフェーズにまたがって、一貫性を保ってデータを保存、管理し、必要に応じて素早く移動できることが求められる。だが、こうした仕組みの実現にはさまざまな課題があるのが現状だ。

 本稿では、特にエッジとクラウドにおける課題を解決する「AIインフラ」のアーキテクチャについて解説する。


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