「運用自動化は当たり前」に? コンテナ、AIOps、CI/CDツールの新しいアプローチコンテナ技術は成熟段階に

2019年は、コンテナオーケストレーション、AIOps、CI/CDといったツールを社内で毎日のように使うようになるかもしれない。専門家はこれらのデプロイツールに関してどのような展開を予想しているのだろうか。

2019年03月15日 05時00分 公開
[Beth PariseauTechTarget]
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 コンテナオーケストレーションツール、AIOps(Algorithmic IT Operations:IT運用のための人工知能)ツール、CI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)ツールは、企業のDevOps担当者にとっては使い慣れた存在だ。だが「2019年はこうしたツールを社内で毎日のように使うようになる」と複数のIT専門家が予想している。

 自動化というテーマは、こうしたIT業界のトレンドと密接に結び付く。このテーマは2018年に統合管理プラットフォームが本格運用され始めたことに端を発する。こうしたプラットフォームは、大企業のIT専門家の関心が、問題発生とその解決に追われる仕事から、サイト信頼性エンジニア(SRE)としての戦略的役割に移るうえで最終的に役立つ。

 サプライチェーンおよび物流企業向け通信ネットワーク会社SPS Commerceで技術運用ディレクターを務めるアンディ・ドメイアー氏は次のように話す。「当社はプラットフォーム導入と自動化作業を強化しており、社内全体のイネーブルメント機能を果たすようにSREチームを配置している。当社が構築しているサービスとプラットフォーム運用方法との一貫性を高めるよう模索し続けている」

コンテナ管理の成熟が主流に

 2019年のIT業界トレンドは、コンテナとコンテナオーケストレーションがIT部門で当たり前になるという事実が基盤になる。コンテナ技術は企業が運用に利用できるレベルまで成熟している。コンテナ管理ツールは、主要なベンダーによって「Kubernetes」フレームワークを土台に標準化されている。そのため、IT担当者は時間を費やしてこのテクノロジーを学び、自社のアプリケーションと組み合わせて使用する方法を考えることになる。

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