クラウドサービスを選定するときは、ビッグスリー以外のクラウドベンダーにも目を向ける価値はある。本稿は老舗ITベンダーのクラウドサービスである「IBM Cloud」と「Oracle Cloud」について詳しく説明する。
クラウドサービスを導入するときに、一般的に「ビッグスリー」と呼ばれる大手3社のサービスを思い浮かべるユーザー企業は少なくない。Amazon Web Services(AWS)の同名サービスやMicrosoftの「Microsoft Azure」、Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)のことだ。ビッグスリー以外のベンダーも、さまざまな方法でクラウドサービスに取り組んでいる。こうしたベンダー各社の特徴は全く異なるため、同じ条件で比較するのは難しい。
前編「『AWS』『Azure』『GCP』だけからクラウドサービスを選ぶべきではない理由」に続く本稿では、ビッグスリー以外のクラウドサービスの中から、IBMの「IBM Cloud」とOracleの「Oracle Cloud」の長所と短所、最新の動向を詳しく説明する。
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