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ERPにARやAIは必要? 激推しするベンダーとユーザーの温度差それでも先進技術への投資が必要

ERPベンダーは、拡張現実(AR)や人工知能(AI)といった先進的な技術の導入を後押しする役割を果たすかもしれない。だが、IT予算の締め付けが続いており、そうした技術の売り込みは難航する可能性がある。

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 Boers & Co FineMetalworking Groupは、在庫のカウントにドローンを使っている。ドローンは、同社の1.2エーカー(約4856平方メートル)の製造工場の内部を飛び、RFIDタグからデータを読み取る。この自動化は従業員の生産性を高めている。ドローンが集めたデータはERPシステムに取り込まれ、ERPシステムはレポートを生成する。このERPシステムのベンダーは、他の企業にもこの技術の利用を勧めている。

 Boers & Co FineMetalworkingは、高精度金属部品を受託製造している。製品や設計図は所有しておらず、製品の販売ではなく、製造プロセスの効率を高めることで利益をあげている。そのため、従業員の生産性向上は、Boersの成功にとって重要な意味を持つ。

 「われわれは既存プロセスでは限界まで生産性を向上させている。そのため、自動化やスマート思考に多大な投資をすることが必要だった」と、BoersのICT(情報通信技術)マネジャーを務めるジョス・グリーブ氏は語る。

ERPベンダーが取り組みを進めるAR、AIにユーザーは?

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