「AWS」丸分かり 比較、事例、解説記事を紹介

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、AWSに関する事例、比較、解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

Amazon Web Services(AWS)とは

 「Amazon Web Services」(AWS)は仮想マシン(VM)やデータベース、ネットワークなどのクラウドサービス群だ。AWSの主な競合サービスにはMicrosoftの「Microsoft Azure」とGoogleの「Google Cloud Platform」、IBMの「IBM Cloud」などがある。(続きはページの末尾にあります)

動画で分かるAWS


AWS関連の比較

バックアップの基本「3-2-1」と「クラウド」の活用法 その利点とは?

企業のバックアップにおいて「3-2-1ルール」の採用が広がる中で、クラウドサービスの重要性が高まりつつある。クラウドサービスが重要になる背景には、何があるのか。

(2023/9/18)

「AWS Compute Optimizer」と「AWS Cost Explorer」の違い どう使い分ける?

AWSサービスのコスト削減に生かせる「AWS Compute Optimizer」と「AWS Cost Explorer」。それぞれの違いとは何なのか。両ツールを比較し、AWSをより安く使うための方法を解説する。

(2023/7/20)

Amazon EC2を安く使うヒントをくれる「AWS Compute Optimizer」とは?

AWSの「AWS Compute Optimizer」は、AWSサービスのコストを節約するために役立つツールだ。AWS Compute Optimizerの基本的な特徴を確認しよう。

(2023/7/5)

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AWS関連の事例

AWSと英内務省による「前代未聞のクラウド契約」に業界が震えた訳

英国内務省とAWSが2023年末に締結したサービス契約の内容が、専門家の間で議論を呼んでいる。内務省には、プロジェクトに従事するAWS担当者を審査する権限がないためだ。どういう背景があるのか。

(2024/3/14)

AWSと英内務省による「謎のクラウド契約」に衝撃が走る その実態とは?

英国内務省が2023年末にAWSと締結したサービス契約料金が「今までにないほどの額」に達していることが、専門家たちの注目を集めている。

(2024/3/8)

英国内務省とAWSの「4.5億ポンドの契約書」に含まれていた“危うい一文”とは

英国内務省が2023年末にAWSと締結した3年契約は4.5億ポンドもの大型案件だった。政府が公開している契約書の内容と経緯が、専門家の間で議論を巻き起こしている。

(2024/2/29)

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AWS関連の製品解説

「Amazon Q」は万能型のアシスタントになる? データ分析で終わり?

AWSのAIチャットbot「Amazon Q」は、BIサービス「Amazon QuickSight」など複数の同社サービスに搭載される見通しだ。アナリストは、Amazon Qの可能性をどう評価しているのか。

(2024/1/18)

AIアシスタント「Amazon Q」で“難解過ぎるBI”が簡単になる日は来るのか

AWSは2023年11月に発表したAIチャットbot「Amazon Q」を、BIサービス「Amazon QuickSight」をはじめとする複数サービスに組み込むことを計画している。Amazon Qはデータ分析のハードルをどう下げるのか。

(2024/1/11)

CopilotのAWS版「Amazon Q」は何ができる? クラウドベンダーが三つどもえ

2023年11月、AWSは生成AIを活用したチャットbot「Amazon Q」を発表した。Amazon Qの概要を、アナリストの解説に沿って説明する。

(2023/12/28)

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AWS関連の技術解説

生成AIを「AWSのクラウド」で始める“基本の基” 知らないと損?

AWSやAzure、GCPのようなハイパースケーラーのクラウドサービスでこそ、生成AIの真価を引き出せる可能性がある。それはなぜなのか。AWSで生成AIを活用する方法を担当者に聞いた。

(2023/12/14)

AWSの「マルチリージョン」と「マルチAZ」を比較 どちらがお得で簡単?

AWSでは「マルチリージョン」と「マルチAZ」のどちらが適切なのか。そもそも「リージョン」や「AZ」(アベイラビリティゾーン)とは何か。各用語の意味を整理しつつ、AWSの適切な使い方を探る。

(2023/11/15)

AWS「EC2 Instance Connect」のエラー原因は「IAM」「IPアドレス」にあり?

「EC2 Instance Connect」を使用する際に発生するエラーの原因として、「IAM」やパブリックIPアドレス関連の不備が考えられる。何が問題なのか。対処するにはどうすればいいのか。

(2022/5/19)

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AWS関連の運用&Tips

AWSが日本に2.26兆円の投資 クラウドインフラをさらに増強へ

AWSが東京リージョンと大阪リージョンに2.26兆円を投資する。これまでに日本市場でどのような動きがあったかを振り返る。

(2024/1/24)

AWSで好きな「リージョン」「アベイラビリティゾーン」を選ぶ方法とは?

AWSを利用する際は、適切な「リージョン」「アベイラビリティゾーン」を選択することでデータの通信速度を短縮したり、インフラの冗長性を高めたりできる。その基本的な方法を説明する。

(2022/7/25)

履歴書に書きたい「AWS Certified Cloud Practitioner」とは? 合格するには

スクラムを通じたクラウドネイティブアプリケーション開発において、スクラムマスターが備えるべき知識やスキルとは何か。実力の証明となる資格「AWS Certified Cloud Practitioner」を解説する。

(2022/6/14)

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AWS関連の用語解説

IAMマネージドサービスの可能性と選び方

IAMマネージドサービスの選択に当たっては、確認すべき項目が多数ある。自社に最適なサービスをどう選べばいいのか。検討項目や推奨事項を紹介する。

(2020/10/29)

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「Amazon SQS」から始まったAWSの歴史

 Amazon.comは2004年、分散型メッセージキューイングサービス「Amazon Simple Queue Service」(Amazon SQS)を初の開発者向けサービスとして提供開始した。2006年に、ストレージサービス「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)と仮想マシンサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)、Amazon SQSの3つのサービスを含むクラウドサービス群として、AWSを再編成した。

 その後、低コストかつ高い可用性と拡張性を備えるインフラの構築を支援するクラウドサービスが、AWSに加わってきた。Amazon.com子会社のAWS社は現在クラウドサービス事業に専念しており、世界各地にリージョン(データセンター)を設置している。リージョンは日本や米国、オーストラリア、欧州、ブラジルなどにある。

AWS無料利用枠でトライアルが可能

 AWSサービスは1時間単位または秒単位の従量課金制を採用している。各AWSサービスの利用を予約したり、1年または3年の定期利用契約を締結したりすることで、利用料金の割引が受けられる。

 コストが導入の障壁になっている場合、「AWS Free Tier」(AWS無料利用枠)で各AWSサービスを試すことができる。AWS無料利用枠には、

特定のAWSサービスを使い始めてから一定期間無料になる「Free Trials」(無料トライアル)

AWSに登録した日から12カ月間、特定のAWSサービスが無料のプラン「12 months free」(12カ月間無料)

期間無制限で特定のAWSサービスが無料のプラン「Always free」(常に無料)

の3種類がある。

AWSが実践しているセキュアなクラウドサービス構築の秘密

 「Amazon Web Services」(AWS)のイノベーションと新製品開発のペースは、同社最大級の差別化要因としてアナリストが引き合いに出すことがある。同社は製品開発のプロセスを逆にたどることによってこれを実現している。同社のチームは最初に、“このサービスで何ができるか”を分かりやすく具体的に説明する1ページのプレスリリースを作成する。

 この1ページの文書は、セキュリティに重点を置いたFAQ集と照らし合わせながら作成しなければならない。その目的は、データやプライバシーの保護方法についてユーザーが抱く可能性がある疑問を想定し、前もって対処することにある。これによってAWSユーザーのためのセキュリティが製品の設計段階で「最初の文書」から、確実に盛り込まれる。

「ピザ2枚のチーム」のルール

 このプレスリリース作成に当たるチームの規模と構成は、Amazon.comの元CEOのジェフ・ベゾス氏が考案した「2枚のピザ」というチームルールのコンセプトが指針になる。この専属チームのメンバーは同じ部署の人員である必要はない。チャンスや課題に対応するために全社から集められる。だがこれに関わる人数は、2枚の特大アメリカンピザを分け合える数でなければならない。

 このアイデアは開発チームが規模に過度に縛られる事態を防ぐ。常に決められた数の人員を保つことに固執すると、イノベーションとは完全に相反する姿勢につながりかねない。

 2枚のピザルールは、チームが大きくなり過ぎて制御できなくなる事態も防ぐ。大きくなり過ぎるとサブチームができてしまい、メンバー同士のコミュニケーションがうまくいかなくなるリスクが生じる。