徹底解説:ハイパーコンバージドインフラを構成する新技術をチェックする

ハイパーコンバージドテクノロジーは、ディスクストレージが抱えていた問題を解決し、さらなるメリットをユーザー企業にもたらす。それは構成する要素技術の組み合わせで可能になる。

2018年09月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 プライマリーストレージとして長年使われてきたHDDがSSDに置き換わるにつれて、RAIDアレイモデルの欠陥が明らかになった。こうした技術的限界が、ストレージ業界の方針を変え、ハイパーコンバージドテクノロジーの誕生につながったと言える。

 例えばローカルストレージと比較した場合、RAIDアレイでは書き込み/読み出し操作で1ミリ秒の遅延が発生する。この遅延は、アクセス時間が数十ミリ秒のHDDでは許容できるが、100マイクロ秒以内にデータを配信できるローカルのNon-Volatile Memory Express(NVMe)SSDでは大きな問題になる。このような、ストレージのパフォーマンスと互換性の問題に対する反応が明らかになるにつれて、ストレージの世界は大量の低速なディスクで構成するアレイから、8〜10個のSSDを搭載したコンパクトなストレージアプライアンスへ移行していった。

 本稿では、このようなストレージの進化に伴ってハイパーコンバージドテクノロジーという概念が生まれた歴史を整理し、現在に至るまでのハイパーコンバージドインフラ(HCI)の実情やHCIのメリットについて解説する。

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アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部/掲載内容有効期限:2018年10月31日