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BI導入、実践段階の勘所失敗しないBI導入術〜入門から実践まで〜【後編】

“Think Big , Start Small”と言われるように、大きく考え、小さく始める(小さく始めて、大きく育てる)ことがBI導入の勘所だ。ユーザー要件とそれに見合ったBI機能を見極め、段階的なアプローチで活用のすそ野を広げていこう。

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日本ビジネスオブジェクツ株式会社

マーケティング部マネージャ

畝見 真氏

【専門分野:BI、EPM、EIM、BSC】

SEとして各種業務アプリ構築に携わり、1994年から外資系BIベンダーにて、プリセールスとして導入支援、マーケティングとしてBI/パフォーマンスマネジメント普及に従事。現在は、日本ビジネスオブジェクツ株式会社にて、マーケティングマネージャとして包括的なBIソリューションの拡販および普及に従事。


 BI導入・活用の目的や要件を明確化し、ユーザー層ごとに最適な手段を提供する必要がある。この際、ユーザーの情報活用に関するリテラシーやBI機能自体に対する過度の期待は禁物であり、ユーザー層ごとの要件に見合ったBI機能の見極めが重要となる。そして、情報や機能の公開は段階(フェーズ)を踏んで進めることが肝要だ。

 また、前編でも紹介した「信頼ある統合データ基盤の提供」が、パフォーマンスマネジメントにおける勘所として欠かせない要素であることも紹介する。「BIシステムによる情報活用に終わりはない!」と言われるように、情報活用に求められる要件は常に変化し、これに歩調を合わせるようにBIも進化を続けている。こうした変動する環境の中で、小さく始めたBIシステムを大きく育てるためには、ユーザーへの地道な啓蒙・教育活動も欠かせない。いかにユーザーのLTV(Lifetime Value=顧客生涯価値)を高めるかが鍵となるのだ。

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