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社内端末からの脅威拡散を防止、ネットワールドがハンドリームネットの「SGシリーズ」を販売NEWS

ネットワールドはハンドリームネットと国内総代理店契約を締結した。韓国大手企業にも導入実績のあるセキュリティスイッチ「SGシリーズ」を販売する。

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 9月16日、ネットワールドは、韓国法人のハンドリームネット(Handreamnet)と国内総代理店契約を締結。同日より、セキュリティスイッチ「SGシリーズ」の販売を開始した。

 SGシリーズは、ハンドリームネットが独自開発したASIC(Application Specific Integrated Circuit)ベースのセキュリティエンジンを搭載したネットワークスイッチ。レイヤー2〜4(L2〜L4)をサポートし、L2ではスイッチ処理を、L2〜L4では不正パケットの振る舞い検知などセキュリティ脅威への対応をする。

 特徴は、シグネチャマッチングを行わないため処理スピードが速く、攻撃数が少なく発見が困難なパケット(新種のワームウイルスのゼロディ攻撃)でも検知、防御できる点。社内の端末1つひとつにIDSIPS(不正侵入検知/防御システム)を導入すると高コストになり現実的ではないが、SGシリーズであれば通常のスイッチ導入費用で端末のセキュリティ強度を上げられ、社内拡散を防止できる。

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SGシリーズ専用コンソールを用意しているため、管理画面上のログから異常の発生源を特定することも可能
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ハンドリームネット取締役副社長 日本支社長の琴 正在(クム・チョンゼ)氏(左)とネットワールド代表取締役社長の森田晶一氏(右)

 現在、企業のセキュリティ対策は、外部からの攻撃に備えた対応が進められている。一方で、ワームやウイルスに感染したクライアントPCからの二次拡散やネットワーク攻撃、内部ユーザーからのハッキングIP電話の盗聴や情報漏えいによる事件も発生している。さらにクライアント端末を取り巻く状況は、iPad、iPhoneスマートフォンなど、PC以外の端末のネットワーク接続需要の増加により、多面的なセキュリティ脅威への対応が求められている。

 SGシリーズは、こうした状況に対し、低価格でセキュアなLAN環境を提供できるとしている。ネットワークエッジで脅威を確実に防ぐことの重要性も呼び掛ける。

 ハンドリームネットは、韓国では既にサムスン電子やLG-エリクソンなどの大手企業にSGシリーズをOEM提供した実績がある。韓国のL2スイッチ市場では30%のシェアを獲得するなど、2007年の販売開始からわずか数年で急成長を遂げた。

 SGシリーズのライアアップおよび価格は以下の通り。今後はL3スイッチや日本国内で需要があるという8ポート版などのモデルも販売を予定しているという。

製品名 価格(税別) 備考
SG2024 28万4000円 ファストイーサネット(24ポート)、ギガビットイーサネット(2ポート)対応モデル
SG2024G 39万8000円 ギガビットイーサネット(24ポート)対応モデル
SG2024PoE 48万円 VoIP/無線アクセスポイント対応モデル
SG2048G 66万5000円 ギガビットイーサネット(48ポート)対応モデル

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