最新ウイルス対策ソフトの優劣を徹底比較した3つのホワイトペーパー:ホワイトペーパーレビュー
TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から、企業向けウイルス対策ソフトを比較している3つのコンテンツを紹介する。
表から読み取る、7製品のパフォーマンス
徹底検証! 最新ウイルス対策ソフト、7社のパフォーマンス比較
本資料は、同一環境下で行った以下7製品のパフォーマンスを比較したものである。
- 「ESET Smart Security V4.0ライセンス」(キヤノンITソリューションズ)
- 「Endpoint Protection 11.0」(シマンテック)
- 「ウイルスバスター コーポレートエディション10.0」(トレンドマイクロ)
- 「VirusScan Enterprise 8.7i」(マカフィー)
- 「Forefront Client Security 1.5」(マイクロソフト)
- 「Endpoint Security and Data Protection 9」(ソフォス)
- 「Business Space Security Release2」(カスペルスキー)
各製品の寸評のほか、「ディスク内のウイルス手動検索に要する時間」「手動検索時のCPU占有率」「検索時のメモリ使用量」「OSの起動時間」「常駐プロセスのメモリ使用量」の測定結果を表組みでまとめるなどして、各製品の特徴、強みを紹介している。
テストに使用したPCは、日本HPのCompaq dx2000 ST(CPU:Intel Pentium 4-2.8GHz、メモリ:1Gバイト)。OSはWindows XP Professional SP3。測定はアイ・ティ・アールが行った。
関連テーマのホワイトペーパー
マルウェアの検知率、誤検知率を調査
独立系テスト機関によるウイルス対策製品「基本検出」比較レポート
本資料は、シマンテックの「Endpoint Protection Small Business Edition 12」と、トレンドマイクロの「Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0」の2製品を比較したリポートである。比較対象は、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、マルウェアなど、さまざまな脅威に関する「検出力」で、オンデマンド環境における検知率、誤検知率を検証している。調査は、ウイルス、ワームなどの検出テストを行うテスト機関「AV Comparatives」が担当した。
検知率では、シマンテックが全体で約98.3%を達成したのに対し、トレンドマイクロは74.2%だった。資料では、バックドアやトロイの木馬といった種類のマルウェアが検出不足であると指摘している。
Windows 7環境で、運用後3年間のトータルコストを比較
Windows 7で検証、TCO削減効果が最も高いウイルス対策ソフトはどれ?
Windows 7を新規導入すると仮定した架空の企業環境で、ウイルス対策ソフト導入後、3年間のトータルコストを算出、比較している。比較対象は大手6社のウイルス対策ソフトで、調査はアイ・ティ・アールが実施した。
アイ・ティ・アールが2009年9、10月に実施した国内企業のIT投資動向調査によると、2010年は前年と比較してIT投資意欲が盛り返し傾向にあるという。ITコスト削減に対する要求は衰えてはいないものの、新OS「Windows 7」へのリプレースと同時に、「データセキュリティ」「アクセス管理」などへの投資意欲が高い。
本資料ではまとめとして、セキュリティ製品の選定時にはベンダー各社から提供される製品スペックやライセンス価格のみでなく、導入後の運用形態までを視野に入れた比較、検討を推奨している。
関連テーマのホワイトペーパー
- どれが軽いの? Windows 7上でのウイルス対策製品パフォーマンス徹底比較レポート(提供:シマンテック)
- 【中小規模向け】ウイルス対策製品 パフォーマンス徹底比較レポート〜Windows 7〜(提供:シマンテック)
今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介などに関するホワイトペーパーを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。
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