特集/連載
仮想化の普及拡大でデータセキュリティがますます大きな課題に:バックアップとともに語られるセキュリティ
企業が重要なサーバやリソースの仮想化を進めるにつれ、セキュリティが大きな問題になってきている。
最近、私がTwitterでフォローしているうちの2人の間で、短いが興味深いやりとりがあった。「以前は、ストレージについての会話が、必ず仮想化の話に行き着いた。今は、仮想化/クラウドについての会話が、必ずバックアップやセキュリティの話に行き着く」と、米EMCのシニアvSpecialist、エド・サイペッチ氏がツイート。VARの米Chiの副社長、グレッグ・ニーリーメン氏が、次のコメントを付けてこれをリツイートした。「同感」
私も同感だ。記者として仮想化を担当し始めて以来、私の会話も同じように、かつてはハイパーバイザーの話に行き着いたが、今では、基盤となるインフラへの不安の話に行き着くようになっている。サイペッチ氏も言うように、その中でも特にデータセキュリティが大きな焦点となっている(仮想環境のバックアップもそうだが、これはほとんど別のテーマなので、本稿では触れない)。
仮想化率が高いとセキュリティ対策が困難に──最近の調査が示唆
サイペッチ氏やニーリーメン氏、私の経験や感想は個人の事例だが、ネットワーキングの専門家300人弱に対する米Network Instrumentsの最近の調査は、セキュリティを優先課題と位置付ける企業は、仮想化率が高い傾向があることを示している。
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