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中古ストレージ機器購入の前にチェックすべきポイント時代遅れの製品を選ばないために

中古ストレージ機器を購入すれば多額のコスト節約になるかもしれないが、購入前に確認すべきポイントが幾つかある。

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 中堅・中小企業(SMB)の多くは中古ストレージ機器の購入はコストの節約になると考えがちだ。確かに初期費用は節約できるかもしれないが、注意すべき落とし穴もある。

保証は付いているか

 中古のストレージ機器を買う際にまずチェックすべきは「保証の有無」だ。さらに大切なこととして、ストレージシステムの新製品には大抵の場合、ライフタイム保証が付かない。一般的に新製品の保証期間は数年のみで、所有者が変わると持ち越せないこともある。

HDDをどうするか

 中古ストレージ機器の購入では、ストレージメディア(HDD)が含まれない場合も非常に多い。企業や組織はHDDに重要なデータを保存している。中古ストレージ機器の販売業者がHDD込みでシステムを販売する意向だったとしても、そのHDDは本当に信頼できるのだろうか。HDDは時間の経過とともに劣化する。そのHDDがどのくらいの間使われていたのかは分からない。中古ストレージシステムに投資するなら、HDDは新しいものを使った方がよさそうだ。

対応HDDは手に入るか

 新しいHDDを買うことにした場合でもそうでない場合でも、いずれHDDが劣化すれば交換が必要になる。従って、中古ストレージ機器に投資する前に、その機器に対応したHDDがまだ購入できるかどうか確認する必要がある。

 ほとんどのHDDは標準規格のインタフェースを使っているが、中には何年も前にすたれた規格のSCSIを使っているものもある。下調べを怠れば、もうHDDが手に入らないストレージアレイを購入する羽目になりかねない。

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