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スマートフォンアプリ開発の最新動向が分かる3つのホワイトペーパーホワイトペーパーレビュー

複数OSのアプリ開発の効率化や既存業務システムの活用など、スマートフォン向けアプリケーション開発を取り巻く最新動向を示した3つのホワイトペーパーを紹介する。

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 マウスやキーボードによる操作を前提とした従来型アプリケーションは、画面のタッチで操作するスマートフォンなどのスマートデバイスでは快適に操作できない場合がある。アプリケーション開発ツールベンダー各社はこうした課題に応えるべく、スマートデバイスでの利用を前提としたアプリケーションの開発支援製品を充実させつつある。

 本稿は、TechTargetジャパンに登録されたホワイトペーパーの中から、スマートデバイス向けアプリケーション開発の最新動向について解説した3本を紹介する。自社にとって最適なアプリケーション開発技術を選定するための参考にしていただきたい。

Web技術の活用で、アプリ開発や運用を効率化

HTML5を活用! スマートフォンアプリ開発の最前線を見る

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提供:日本アイ・ビー・エム(22ページ)

 スマートデバイスにインストールして利用するネイティブアプリケーションの場合、AndroidとiOSでは開発言語や開発環境、アプリケーションの配布方法が異なる。複数種類のスマートデバイスを導入する企業にとって、開発や運用に掛かるコストはそれだけ高くなる。

 本ホワイトペーパーが提案するのは、ネイティブアプリケーションではなく、OSごとの開発工程の差異が比較的少ないWebアプリケーションを軸とした開発体制の構築だ。スマートデバイス向けのWebブラウザはHTML5などの最新Web技術の対応が進んでおり、ネイティブアプリケーションの操作性に近いWebアプリケーションの構築が可能になりつつある。端末にアプリケーションをインストールしないため、配布方法に頭を悩ます必要もない。

 さらに本ホワイトペーパーは、開発したWebアプリケーションをAndroidとiOS双方のネイティブアプリケーションに変換する「ハイブリッドアプリケーション」という開発手法と、それを実現するツールについても説明する。まずはWebアプリケーションを開発し、必要に応じてOSごとのネイティブアプリケーションに変換する、といったことが可能になる。

メインフレームをいつでもどこでもスマートフォンで操作

メインフレームの画面を設定だけでWebにRefacingし PCやiPad、スマートフォンで基幹業務情報を表示

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提供:トッパン エムアンドアイ(5ページ)

 新規アプリケーションの開発だけでなく、既存の業務システムをスマートデバイスから利用したいというニーズもあるだろう。業務内容によっては、企業の中核業務を支えるメインフレームの利用が必要になる場合もあるかもしれない。

 本ホワイトペーパーが紹介するのは、メインフレームのシステム画面をWebブラウザ向けに自動変換することで、スマートデバイスからの利用を可能にするシステムだ。メインフレームの画面から特定の部分を切り取り、スマートデバイスの画面サイズに合ったレイアウトに自動変換する仕組みである。

スマートフォンアプリを高速開発

iPadおよびiPhone向け高速開発に革新的オプション

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提供:ファイルメーカー(5ページ)

 アプリケーションの高速開発を支援するRAD(Rapid Application Development)ツールのスマートデバイス対応も急ピッチで進む。本ホワイトペーパーが紹介するのは、RADツールの1種である「データベースアプリケーション開発ツール」を利用したスマートデバイス向けアプリケーション開発だ。

 データベースアプリケーション開発ツールを使うと、ユーザーインタフェースやビジネスロジック、データモデルなどのアプリケーション要素をドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で構築できる。最近は画面のタッチやスワイプなど、スマートデバイス向けのユーザーインタフェースを構築可能な製品が登場しつつある。

 スマートデバイス向けのデータベースアプリケーション開発ツールには、本ホワイトペ−パーが紹介するファイルメーカーの「FileMaker」シリーズに加え、サイボウズの「サイボウズ デヂエ」などがある。

 今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、開発ツール導入時に参考となる技術文書や製品資料、事例紹介などを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。

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