ビッグデータを活用できない本当の理由:TechTargetジャパン プレミアムレビュー
「情シスの社内プレゼンス向上に役立つ情報」をお届けする「TechTargetジャパン プレミアム」。今回は、ビッグデータ活用の課題を探った、『キーマンに聞く、ビッグデータ活用の条件』を紹介する。
TechTargetジャパンでは今回、@IT情報マネジメントの記事から、情シスの社内プレゼンス向上に役立つコンテンツをピックアップ、再編集した「TechTargetジャパン プレミアム」を発刊した。このページではコンテンツの読みどころを抜粋して紹介していく。今回は、冒頭の課題解決に役立つ第一弾のコンテンツ、『キーマンに聞くビッグデータ活用の条件』を紹介する。
“ビッグデータ”を生かせない本当の理由
多くの企業において、ビッグデータ活用というと「増大するデータの効率的な蓄積」を第一に考える傾向が強い。だが、ためることだけではなく「使う」ことも考えなければ、いかに有用なデータを持っていようと宝の持ち腐れになってしまう――ビジネスアナリティクス製品のトップベンダー、米SAS Instititeの上級副社長 ミカエル・ハグストローム氏へのインタビューをまとめた本稿では、データ活用を促進する複数のポイントを指摘する。
例えば同氏は必要な社内体制として、各部門が収集・蓄積しているデータを一元管理し、あらゆるデータソースを分析するコンピテンシーセンターの設置を挙げる。ただ、そうした部門横断型の組織を作る上では“組織の壁”の問題や、分析のノウハウを持つ人材をどう確保するかという問題もある。そうしたさまざまな課題と解決のヒントを通じて、ビッグデータ活用のTO BEモデルを提示する本稿は、データ活用基盤構築の方向性やメリットを知る上で参考になるのではないだろうか。
一方、続いて登場する米クリックテック シニアディレクター グローバルプロダクトマーケティングのエリカ・ドライバー氏は、「ビッグデータ活用は今すぐできる」と、データ活用に向けて企業の背中を力強く押す。ビッグデータ活用というと「高度な分析スキルが不可欠」と反射的に考える向きも多いが、同氏は「“日常的な意思決定”に役立つ“現場レベルの分析”も重要だ」と指摘。分析という行為を業務現場に根付かせるための具体的な方策を示している。
ビッグデータ活用にはそれなりの体制や準備が求められるだけに、「どこから手を付けるべきか分からない」といった声がよく聞かれる。その点、本稿は活用に向けた第一歩を踏み出すための現実解を知る上で、参考になるのではないだろうか。
TechTargetジャパン プレミアムは毎月1本、ホワイトペーパーダウンロードセンターから提供する。ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介などビッグデータに関するホワイトペーパーを多数掲載している。ぜひ併せてダウンロードしてご活用いただきたい。
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