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産婦人科向け機能が特徴の診療予約システム「アットリンク」診療予約システム製品紹介:オフショア

オフショアの「アットリンク」は、産科/婦人科における診療業務を効率化する他、蓄積したデータを患者満足度の向上やマーケティング、プロモーションに活用する機能などを搭載している。

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 オフショアが提供する「アットリンク」は、インターネットを活用する診療予約システムだ。産婦人科に特化した業務支援機能を提供する点が特徴である。オフショア ソリューション営業部 マネジャー 山本大輔氏によると「アットリンクは現在、300施設以上で導入されている。その8割は産科や婦人科、不妊治療センターなどで、その他の診療科目である小児科や皮膚科、整形外科、耳鼻咽喉科、内科でも採用されている」という。

4種類のパッケージ製品を選べる「アットリンク」

 アットリンクは2003年からクライアント/サーバ型のパッケージ製品として販売されており、現在のバージョンは「4」だ。

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アットリンクの製品モデル

 アットリンクには、4種類の製品モデルがある。診療予約、患者呼び出しなどの機能を搭載した「Entry」モデル、それに加えて手術/処置などのスケジュール管理機能と、蓄積したデータを患者満足度の向上やマーケティング、プロモーションなどに活用できる機能を搭載した「Standard」モデル、さらに産科や婦人科の診療業務の支援機能を提供する「Ladies(婦人科)」モデル、「Ladies(産科)」モデルを用意している。Ladies(産科)モデルは、分娩施設のある医療機関向けに「入院管理」機能を提供する。また、Standardモデル以上では、携帯電話やスマートフォンに対応した専用サイトを作成できる機能がオプションで利用できる。

予約枠管理の自動化を実現

 全てのモデルが備える診療予約機能には「Webサイト」「タッチパネル予約受け付け専用端末」「スタッフ管理画面」の3つの方式がある。

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オフショアの山本氏

 アットリンクの診療予約機能は、500以上のパラメーターを組み合わせて導入機関ごとに設定する。例えば、患者が選択した「来院目的」ごとの予約可能時間の設定、診療カレンダーをベースにした「診療科別」「診察室別」「各種教室・イベント別」といった予約人数の定義などができる。それらに基づいた予約時間枠数を自動的に割り振る。山本氏は「一極集中しがちな患者の予約時間帯を分散させることで患者数を平準化できるなど、導入機関の業務効率化に貢献している」と語る。

 Webサイト予約では、通院歴のない患者でも予約できる。また、初回ログイン時に診察券番号やパスワードを入力すると、2回目以降はそれらの情報を不要にする「かんたんログイン」機能もある。Webサイトで予約サービスを24時間提供することで機会ロスを減らすとともに、電話問い合わせを軽減することでスタッフの業務効率化を支援する。

photophoto モバイル端末でのWebサイト予約例。患者は表示された予約枠から自分の都合に合わせた日時を選択する

産婦人科における業務の効率化を支援

 Ladies(産科)、Ladies(婦人科)の2つのモデルは、「出産管理」機能や「月経管理」機能などによって、産科・婦人科特有の業務を支援する。

 「出産管理」機能では、患者の出産予定日(または最終月経日)を登録することで、来院時点の妊娠週数を自動的に計算して表示する。従来は台帳で管理していた妊娠回数や分娩場所などの出産時の情報を蓄積でき、出生証明書や分娩台帳などに反映して印刷することも可能だ。

 「月経管理」機能では、来院時点での最終月経日からの経過日数を表示。また、妊娠週数に応じて、必要な検査項目の自動表示による検査漏れの防止や、適切ではない来院目的の予約を制限したりできる。その他、妊婦健診の結果やBMIを把握する「妊婦健診管理」機能などを提供する。

 入院管理機能は、病棟の利用状況の管理や入院患者のクリニカルパス(出産スケジュール)の作成などを支援する。このデータを経営側視点での病床利用率や平均在院日数の把握や分析などにも活用できる。山本氏は「外来と病棟間における入退院情報を共有することで、情報の一元化や業務の効率化、患者サービスの向上を実現する」と説明する。また、「アットリンクは、予約枠管理の自動化と産婦人科特有の支援機能を組み合わせることで、産婦人科のニーズにより柔軟に対応できる点が強みだ」と語る。

photophoto 待合室などに設置する大型モニターの表示例。電子掲示板の機能を兼ねる。患者を診察券番号や受付番号で呼び出すなど、患者のプライバシーに配慮している

さまざまなメール自動配信で業務負荷を軽減

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スタッフ操作用画面の例。患者ごとに時間帯、来院目的などが一目で把握でき、リアルタイムなステータス管理が可能《クリックで拡大》

 医師や看護師、事務スタッフは、アットリンクの管理画面で当日の来院患者のステータスを確認する。紙カルテで運用している導入機関ではカルテ出庫の有無などの管理もでき、「保険証確認」機能や「紹介状(診療情報提供書)作成」機能も標準搭載。外来診療の作業時間の短縮にも貢献しているという。

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