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ヤマハ発動機も見落とした、「遅いWebサイト」の意外な原因引き金は「データベースドライバ」の更新

アプリケーションサーバをOSSへ移行したヤマハ発動機の海外法人。その直後、同社Webサイトのパフォーマンスが急速に悪化したという。原因はOSSではなく、別のところにあった。

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 システム要素をオープンソースソフトウェア(OSS)へ移行することには大きなメリットがある。一方で、データ開発者には特別な注意が求められる。例えば、有名なバイクメーカーであるヤマハ発動機(以下、ヤマハ)のヨーロッパ現地法人がアプリケーションサーバを切り替えたとき、ディーラー向けWebサイトのページロード速度が大きく低下する問題が生じた。調べてみると、アプリケーションからのデータベースアクセスを処理するデータベースドライバが原因であると分かったという。

 このWebサイトは、数カ国の販社と1500社のヨーロッパディーラーが利用している。各ディーラーは、同サイトを利用してパーツの注文やクレーム処理、保証登録ができる。こうした電子商取引(EC)アプリケーションのユーザーにとって、処理速度の低下は深刻な問題だ。こう指摘するのは、ヤマハのヨーロッパ法人でオランダに本拠を置くYamaha Motor Europeで情報システム部門マネジャーを務めるキース・トロムメル氏である。

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