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「モバイルファースト」が「ユーザーファースト」にならない理由デスクトップアプリも必要

スマートフォンの重要性が高まるにつれ、アプリのモバイル開発を優先する「モバイルファースト」という考えが注目されている。どの機能がモバイル端末向きで、どの機能がデスクトップ版に適しているか。

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 「モバイルファースト」(モバイル優先)という考え方が注目を集めている。スマートフォンタブレット用アプリに対する需要が、デスクトップアプリケーションの需要を上回るようになってきたからだ。

 だがモバイル分野の専門家の中には、「デスクトップ向けの開発プロジェクトに取り掛かる前にモバイルアプリの計画と開発を進めるのは間違いだ」と主張する人もいる。企業のモバイルプロジェクトが成功するためには、デスクトップ用とモバイル用のバージョンの計画を同時に進める必要があるというのだ。

 「重要なのはモバイルとデスクトップのコーディネーションだ」と指摘するのは、ブラジルに本社を置くソフトウェアコンサルティング会社Ci&Tでユーザーインタフェースとユーザーエクスペリエンスを担当するデビッド・サックス氏だ。「携帯端末で長いフォームに入力するのはいらいらする。携帯端末向けには短いフォームを用意し、後からユーザーがデスクトップ上で追加情報を入力できるようにする必要がある」

 どの機能がモバイル端末に向いていて、どの機能がアプリケーションのデスクトップ版に適しているかについて、専門家の見方を以下に紹介する。

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