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SDNに冷や汗をかかされているネットワーク管理者たちへ:使い慣れた既存技術が一番?
ネットワーク管理者はエンジニアだ。機器を触らず画面上で管理ができてもそれほど嬉しくない。むしろ勝手に構成変更されてサービスが混乱するかもしれないことに、恐れおののくだけだ。
SDN(Software Defined Networking)の実運用が注目されつつある。ベンダーの宣伝文句が飛び交う中、SDNを本番環境に導入して成功を収めている事例もちらほら見かけるようになった。そして早くも明らかになってきたことが1つある。オープンなAPIやフレームワーク自体が革命をもたらすわけではないことだ。
実際、一部のネットワークエンジニアには、まだSDNが実現するようなネットワークプログラマビリティを活用する準備ができていない。しかもSDNはネットワーク管理戦略の再構築とその生産性向上を可能にするが、われわれはそうした試みが失敗する例を過去に見てきた。SDN によって変革を成し遂げるには、ベンダーや標準化団体、実務家など、全ての関係者が意欲を持ち続けるしかない。
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従来のネットワーク管理戦略に固執するエンジニア
ここから先は、米Cisco Systemsに難癖をつけているように見えるかもしれないが、そのつもりはない。
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