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NACの新境地――エンドポイントを可視化する新しいセキュリティ「EVAS」:制御対象はデータでなはなくエンドポイント
NACはもはやアクセス制御のためのものではない。NACの目的はエンドポイントの可視化とコンテキストベースのセキュリティの提供にある。それはつまり、「EVAS」という新しい製品カテゴリへの進化を意味する。
NAC(Network Access Control:ネットワークアクセス制御)は評判が悪い。新たな役割を担うことで名誉挽回となるか。
NACはこの10年、導入の失敗や過度のポリシー強制が取り沙汰されてきた。IT部門がNACを導入した後に、自分のノートPCがネットワークにアクセスできなくなったCEOも少なくない。
しかし、状況は変わってきた。NACはもはやアクセス制御のためのものではないと、専門家は指摘している。NACの主眼はエンドポイントの可視化と、コンテキストベースのセキュリティの提供にあるという。米Enterprise Strategy Group(ESG)の調査はNACが、「EVAS」(Endpoint Visibility, Access and Security:エンドポイント可視化、アクセス、セキュリティ)という新しい製品カテゴリーに進化していることを示唆している。
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EVAS製品は、他のセキュリティプラットフォームに情報を提供する一方で、これらのプラットフォームで規定されるポリシーを強制することで、コンテキストベースのセキュリティを実現するプラットフォームだ。
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