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“何でもExcel分析”から脱却すべき理由:総点検: SMBのためのBI活用【番外編(前編)】
手軽なデータ分析手段として有用な「Microsoft Excel」。ただし、中堅・中小企業が望むデータ分析を実現するには、Excelだけでは十分とはいえない。調査結果を基に、その理由を説明しよう。
「ビッグデータ」の取り組み事例は、新聞やテレビなどで日々紹介されている。大量のデータをリアルタイムに処理することで、今まで得られなかった新たな知見をビジネスに生かす動きだ。現在は大企業や産官学共同体が主体だが、それほど遠くない将来には、中堅・中小企業においても高度なデータ分析をビジネスに生かす日がやってくるだろう。
とはいえ、いきなりビッグデータの取り組みに飛躍するのはさすがに難しい。「Microsoft Excel」を用いた簡単な集計や分析はイメージできるが、その次のステップとして何をどう始めればよいか――。こうした課題に悩む中堅・中小企業が多いというのが実情だ。
そこで本稿は、中堅・中小企業のビジネスインテリジェンス(BI)活用に関する動向を追ってきた本連際の番外編として、「Excelからの次の1歩」としてのBI活用を踏みだす際に留意すべきポイントについて、調査データを交えながら考察していくことにする。
連載「総点検: SMBのためのBI活用」
- 第1回:【導入効果】未来予測に進む「BI」、中堅・中小企業のメリットは?
- 第2回:【市場動向】中堅・中小企業が支持するBI製品はどれだ?
- 第3回:【製品動向】分析や可視化をもっと手軽に、「中堅・中小向けBI製品」
- 第4回:【製品動向】クラウドとオープンソースで「中堅・中小向けBI」はどう変わる?
- 連載インデックス
中堅・中小企業がまず求めるのは「セルフサービスBI」や「誰でもBI」
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